感化と変化の記録

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3.俺14

体験と生活と芸術の考察ブログ

初めてデートをしたときの失敗談

色んな人の初デート話を集めた本があったら欲しい。

とてつもない緊張

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イルミネ―ションを見た。あれは高校1年の冬だった。デートのことを意識し始めたのは、たしか前日の寝るときだったと思う。緊張してたかしてないかは覚えてない。

当日は友達と遊んでいて、デートの前に別れて一人になった。そこから徐々に緊張が増していった。待ち合わせの時間まで寒い中、石作りのベンチで待っていた。尋常じゃなく緊張していた

生まれてからのことを考えても、あれほど緊張したことはなかったんじゃないかな。今となってはその感覚を忘れてしまったが、「相当なものだった」ということは覚えている。

見えないとこでコソコソと

デートまで時間があったので、シミュレーションをしていた。「先ずはご飯をここで食べて、このルートでイルミネーションを見れば全部回れるな」みたいに。なんとも気恥ずかしい。

待ち合わせ時間が近づくに連れて、緊張も一緒に高まる。デートしたいけど、すごく怖いからしたくないという矛盾した感情が共存していた。

待ち合わせ時間直前にはトイレの鏡の前でしきりに髪型をチェックしていた。はたから見れば大して変わらないし、自分から見ても変わらないのだが、それは精神的に大事なのである。自分の中で納得するまで、バチッと「ここだ!」というのを見つけるまでそれは続く。

fromztoz.hatenablog.com

※そんな、髪型が気になっちゃう過去の俺にはこの髪型を薦める

合流してから解散するまでの間ずっと「恋愛」の話題は一切なかった。お互い好きでここにいるはずなのに、口から出るのは世間話。お互いにそのことを気にしているからなのか、普通の会話でさえぎこちなかったと思う。そして緊張もしていたので、うまく自分が出せなかった。取り繕ってしまった。自分をよく見せたかったんだ。

出会って、歩きながら話す。「何食べたい?」と一応聞いてみたが、すでに行く場所は決めているのである! 「特にないよ、何食べたい?」と聞かれたので、ここぞとばかりに「和食!」と答えた。最近洋食ばかり食べてるからと、思ってもない理由をつけたんだっけな。

しばらく歩き、地図を見る。もうすでに行く店と場所が分かってるのに。「あっ、ここ蕎麦だって。ここにしない? えーっと場所は、ここが②だから……あそこかな?」。 あざとい(笑)。あくまで「何も準備してませんよ」風に振る舞った。

蕎麦屋での有り様

店の中には、下見の時は行っていなかったので、席のことや会計のことが心配だった。座った時は対面形式。割と近いので目のやり場に困る。

「もう食べれない、食べて?」と天ぷらをもらったが、あれは小食アピールなのだろうか。それは尻込みして聞くことは出来なかった。多少乱暴でも、「少食アピールしてんの?」みたいに踏み込んだ方が仲良くなれるだろう。

会計の時に「もう払ってあるから行こっ(ドヤッ)」をやりたかったから、「トイレ大丈夫?」と聞いた(因みに今の価値観では絶対割り勘にする)。「大丈夫」と言われ少し焦る。「ほんとに大丈夫」と念押しの意味で言ったら、逆にこっちが行きたいのだと思われて、「行ってきていいよ」と言われてしまった

会計時奢らせたくなかったのか、彼女が1000円をねじ込んできて結果、お釣りをもらった分俺の方が得をするという始末。

店を出た後は、イルミネーションを見る。あらかじめ決めていた経路通り、「あっ、こっちは?」と自然に提案。

当時の自分にとっては難しかった

途中、相手の天然発言には内心、「惚れてまうやろー!」だった。口に出せよ。

二人一緒は勇気がなかったので、「写真撮ってあげるよ(君1人を)」と言ったのは失敗だった。そういうのとか、会話の様子とかで何かを勝手に察したみたいで、乗り物に乗る前の「記念写真いかがですか」に対して相手は、「いいです」と即答。「おおっ」と思わせる勢いだった。

そこで、これまでのことに「あれ?」と思った。ここで苦言を呈す。一緒にいると、所々相手に対して疑問や感想を持つことがある。だがそれは心の中に留まっている。それを相手にぶつけることが会話になっていくのに。

話は戻る。事前の調べで、「観覧車に乗るなら隣同士じゃなくて向かい合わせの方がいい」という情報があったので、その通りにしようとした。その結果、後から入ってきた相手が隣に座ろうとしたのに、情報通りにいきたいもんだから、それをさり気なく防いだ。そして、向かい合わせに座ることになった。

あの情報を信じたのは無理もない。経験のなかった私は、経験のある人の話を取り入れたかったんだ。取り入れるにしても隣に座ろうとしたんだから隣に座らせるとか、「隣がよかった?」とかなんかあったはずだ。

それはそうと、隣同士の方があらゆる面で良いと思いませんか?

何にせよ楽しかった

帰りの電車。「吊革届くようになったんだー」アピールとか、目の端でリップを擦り合わせる様子が見えてるのとか、隣り合って座るのとかが良かった。「(電車よ、)着くな!」とも思ったほどで、隣に好きな人が座わっていることがこんなにも幸せでなことなのかと思った。新幹線にしなくてよかった。

「告白された時の嬉しさを、相手に対しての好意と勘違いしていた」。そんな「つり橋効果」的に始まった出来事だったが、それはそれでよかった。なぜなら、その間に得た幸せや自信、楽しさは本物だったからだ。

(2016年2月16日)