雑記に次ぐ雑記

体験と生活と芸術の考察ブログ

車で1日に600km移動する中で起きた幾つかのこと

静岡県三島市-新潟県十日町市間の600kmの道のりで感じたことを記します。

タイムリミットは朝10時

f:id:DaikiYamagishi:20161003175422j:plain

※画像:Googleマップ

朝5時前に静岡県三島市を出た。5人。朝は冷え込み、寒かった……。待ち合わせ場所に止めた車の窓は、あっという間に曇った。

あ、これ起きれないやつだ。
(2013年12月14日 00:52)

前日0時まで酒を飲んでいたので、睡眠時間・睡眠の質ともに悪かったことを記憶している。4人の命を預かるってのに。ごめんなさい。

当然眠かった。窓を開けて冬の冷たい空気を体に当てないと眠ってしまいそうだった。眠いからといってゆっくり行くことや、休憩しながら行くことはできない。なぜなら10時までに十日町に着かなくてはいけなかったからだ。急がなくてはいけない。眠い! 寒い! あらゆる物に取り囲まれていた。

今思えば、よくもまあ間に合うと思ったな。到着してみて「あれだけ飛ばしてこれくらいの時間の余裕か」と思ったほどだから。十日町では、帰りに支障をきたすため仮眠を2時間ほど取った。

『マディソン郡の橋』のメリル・ストリープ状態

難関が2つあった。一つ目は東京での膀胱パニックだ。

東京にて、高速の乗り換えのために一般道に降りた。その時には、もう膀胱はピンチだった。なかなかコンビニが見つからないのなんのって。

その次は、「もうコンビニじゃなくてもいいや」とハードルを下げる。もうとにかくどこでもいい。それほど溜まってきていた。そんな中トンネルに入る。

トンネルの中での渋滞。もう、降りてしようかと思った。本気の本気で。しかし、じりじり進むので降りて用を足すことができない。過去最高の辛さで本当に破裂するのではないかと思った。その時、「降りようか」「いや、だめだ」と、手が扉の取って付近をオロオロしていた。その様は、密かに愛してしまった人が去ってしまう前にもう一度会いに行こうとする葛藤の様だった。

youtu.be

そう、『マディソン郡の橋』でフランチェスカ・ジョンソン演じるメリル・ストリープが見せた、車の中の演技だ。 一人だったらわめきながら耐えることができるが、人が乗っているので平静を装い「かなりやばいです」をクールに言った。

なんとかなんとか耐え、病院のトイレを貸してもらった。

エンジンブレーキとブレーキの違いが分からなかった雪坂スリップ

2つ目は帰りの雪道だ。帰りは飛ばす必要はなかったが早く帰りたいので、暗い中でもまあスピードを出していた。雪が積もっていたし、雪がかなり降っていたので前と地面がよく見えない。

事件は下り坂で起きた。対向車が来たのでスピードを落として、車線から外れないようにとブレーキを踏んだ。そうしたら「がガガガガッ」といってハンドルが効かない。さらに、思ったのと逆の方、つまり対向車線の方に車体が向かっていく。対向車も来ている! 後ろからも来ている!

なんとか事故らずに体制を整えることができた。エンジンブレーキは路面の滑りやすさにかかわらず減速できるので、そっちにすべきだった。それを知らなかった。一度滑る経験をしてからというもの、飛ばすことはなくなった。もう「安全第一」で帰宅した。

蛯名サービスエリアでもう限界だとなり、少し寝させてもらった。その時には、窓を開けて冷気で目を覚ますのも限界に来ていた。

眠気を湛えての長距離移動や膀胱、雪道にしろ、がんじがらめにされてもなんとか無事でいる。

f:id:DaikiYamagishi:20161003181614j:plain

このように、「何かに守られてるんじゃないか」と思うことがたまーにある。「ママチャリで80km移動して救急車を呼んだ話」の時もそう。ぶっ倒れて麻痺するにしても、道中ではなく目的地に着いてからだった。

(2015年12月30日)