感化と変化の記録

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3.俺14

体験と生活と芸術の考察ブログ

読書への招待:心に留まった本の紹介(2017年1月8日更新)

2011年2月。高校2年の時に『劇場への招待』というNHKの番組を見た。上映されていた『W~ダブル』という舞台には、思わず引き込まれた。それがきっかけで、大学に入ってから良く観劇に出かけるようになった。『劇場への招待』に上手いこと招待された。

「あの番組みたいに、本の紹介が何かのきっかけになれば面白いな」という思いで、「読書への招待」を更新していきます。

心に留まった本リスト

穂村弘『整形前夜』

整形前夜 (講談社文庫)

万人に受けるかどうかは分からないけど、少なくとも私は爆笑した。エッセイで。

岡本太郎『自分の中に毒を持て』

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

テーマの1つに「あなたは常識人間を捨てられるか」がある。捨てるためには「己を殺せ」と言っている。その意味は、「安全だけど全然ワクワクしない道に行こうとする保身の心を持った自我を退け、人間らしく生きる」ということだ。本に書かれているように、「己」はどこにいても出会う。日常の中に強制的に立ち現れる。私の場合、「公共の場で美しい人を見かけたとき、ただ通り過ぎるだけの自分」だ。そういう時は、いつもどうしようもない。悲しいような、何かに敗北したような。「その人が存在することを知らなければよかった」と後悔することもある。そんな「己」を側に置きながらこの本読んでいた。

「イヤだなと思った方に飛び込んでみる。それが真の生き方」なんて言われると、困る。なぜなら、「確かにそうだ」と思うからだ。その道の方がきっと良いのだが、「やろう」という主体感を纏ってみると、途端に恐怖を覚える。でも、そうしたい。そういう生き方に従った人生に憧れる。だから、困る。この本を読んでいるとき、辛かった。ヒヤッとする感覚や、焦燥感、恐れなどが体の中でごちゃ混ぜになっていた。こんなことは滅多にない。背後から「ゴゴゴゴゴ」と聞こえてくるようだった。「そういう生き方をしてダメだったら、お前を殺してやるからな!」と今は亡き人に向かって言いながら、何とか本を読み終えた。

(2016年7月13日)

星新一『火星航路』

天国からの道 (新潮文庫)

機密服の無電によって声が他の者に届いてしまうという制約がなければ、あの感動の落ちはなかった。
(2013年5月19日 18:17)

加藤諦三『自分に気づく心理学』

自分に気づく心理学

「欲求と規範の対立」。こんなにも胸に刺さる本を読んだのは初めてだ……。もっと早く出会いたかった。環境性格に悩んでいる人は読むべき。本当素晴らしい本。環境性格は変えることは出来ないけど、「こういう家庭環境ではこういう性格になることは不可避」と本の中で説明されると、幾分か救われる。この本により過去は受け入れた。
(2013年4月10日 22:39)