感化と変化の記録

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浮世絵の企画展に行って感じた「日本画の特徴」

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2015年4月21日。佐野美術館(静岡県三島市)の企画展「世界を魅了した『青』浮世絵名品展」に行ってきました。 その時、個人的に感じた日本画の特徴を書いていきます。普通の感想は、「妙な納得感を生む絵とは?(佐野美術館:「世界を魅了した青」)」に書きました。

今回の鑑賞のテーマは、「日本画日本画たらしめるのもは何か」を見つけることだった。いくつかそれっぽい特徴、西洋画との差異が見つかった。まあ、Google先輩に聞いてもいいんだけどさ。
(2015年4月25日 18:30)

1-1.線が太い所と、細いところ

線が太いところと、細いところがあった。

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線が細いのは、線の先の部分。筆を使っているからだろう。「払い」の部分が細くなる。

1-2.一貫して線の細いところ

建物の細部や生身は、一貫して細く描かれていた。

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使う筆が違うようだ。

1-3.逆に太い所

逆に太いのは風景、自然物、着物に多く見られた。 風景画では、奥に行くほど水墨画のように線が太くなった。さらに簡略化もされていた。 

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2.影をつけていない

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それが浮世絵なのか。写実的ではなかった。

3.あらゆるものが模様化された作品が多い

例の一つとして、「角丸で規則正しく描かれている霧」がある。

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リアリティではなく、作品が美しく見えるようにバランスが考えられている。 動物や物、自然物などの配置が考えられている。現代で例えると、写真枠のデコレーションだと思った。

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この絵だと、鶴を翻させてるのがフレームにあたる。 縁取りという意味のフレームではなく、実体の意味合いを変える感じ。それが模様化。

4-1.伝えたいものを際立たせるための簡略化

何も塗らなかったり、最低限描くに留めたり。それが、作品の一部に見られる。

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屋根が一部しか描きこまれていなかったり、道が単色で塗られていたりする。

4-2.伝えたいものを際立たせるためのデフォルメ

人物画では、顔のパーツのデフォルメ。

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着物や髪を際立たせたいんだろう。

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風景画では、人物自体のデフォルメがされている。

4-3.伝えたいものを際立たせるため その他

・服のしわを無視して、模様がパターン貼り付けみたいになっている

・実際にはあり得ない角度で本が開かれ、文字が見えるようになっている

これらも関係あるなと思った。

5.目と口の大きさ

目が小さく、口も小さいというのが大体のパターン。 歌舞伎っぽい絵では目が小さく、口が通常より大きい。

最後に

・「4.伝えたいものを際立たせる」の考え方に影響を受けた

・「これらのパターン化された顔を画像検索したら、現代では誰に一番似ているのかな?」と思った。

・歌川国貞の絵、かっこいい