感化と変化の記録

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3.俺14

体験と生活と芸術の考察ブログ

いくらでも居るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

普段の生活で「いくらでも居るわ!!!!!!!!」心の中でこう思うことはあるだろうか。あるとすれば、それはどんなときだろうか。

気まぐれが生んだ邂逅

2013年。大学2年生の秋だった。部活動やゼミナールが学園祭の準備に動き始める時期だ。時刻は17時30分。部の集会が始まるまでには、まだ30分以上ある。「部室で時間を潰そう」と思った。校舎を出るため、1階に降りる。

大学校舎:1階の見取り図

いつもならオレンジのルートを通り、どちらかの出口から出る。しかし、その日は何となく「階段で行こう」と思った。そのため、緑のルートで出口へ向かった。そして、あの人に会った。

いくつものソファーが置かれている広い空間(ラウンジ2)にポツンと、すこし元気無さげに座っている女性がいる。1つ上の先輩で、見た目はキリッとした美人だ。私はその人のことが好きだった。あらかじめそこにいるのが分かっていたら、怖気づいていただろう。しかし、突然だった。特に話すことは決めず、挨拶をした流れで近づいた。これは自分にとって珍しいことだ。よくやった。

彼女も同じく次の時間までの暇をつぶしていた。ゼミで劇の練習があるらしい。その流れで、悩みの話になった。「ゼミの中で浮いている」ことや、「どのグループにも属せない」ことを聞いた。うん、確かに。同性からは好かれなさそうだ。

話す中で、「どうにかしてあげたい」と心から思った。こんなことは滅多にない。どうにもできないけど、どうにかしてあげたかった。そしてある時、「もう、一緒にいて欲しいよ~」と言われた。そこで、(いくらでも居るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!)だ。

幸せだ。今年1だ。
(2013年9月23日 18:11)

その日、家に帰ってから彼女に対して感じたのは「恋愛感情」よりも「感謝の念」だった。「こんなにも幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとう」。そんな感じだった。これは今思うことだけど、「弱さ」って凄く魅力的だ。そう感じるのは、本能的なものなのだろうか。

「付き合う」とは

当時は、「付き合う」ということがどういうことなのかがイマイチ分からなかった。「『好き』だったら何すればいいんだよ(笑)。『付き合う』って何だよ!」という風に。本気で分からなかったので、「世の中の全カップルのことが理解できていなかった」といっても嘘ではない。

それから色々な経験があり、大学を卒業する頃になってようやく分かった。「付き合うとは何か」が。

『一緒にいたい』ってことなんだ」

それが分かった瞬間、大学4年間で遭遇した全ての恋愛の場面での全ての感情に説明が付いた。そして、「どうするべきだったか」、「何を言うべきだったか」が分かった。

「次こそは」と思って、日々を生きている。わけではない。

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あの邂逅のきっかけについて

(追記:2016年9月4日 0:20)

暗闇の中で考えていた。この出会いのきっかけについて。それは、この大学に入ったからだ。

じゃあ、なぜこの大学に入ったか。高校3年の時、部活仲間の一人にきっかけを与えてもらったからだ。誰もいない放課後の教室。背面掲示板に貼られた紙には大学のリストが載っていた。選んだのは自分だけど、きっかけは紛れもなく彼だ。

そいつとはどこで会ったか。なぜ仲良くなったか。それは、中学の時に軟式テニス部に入ったからだ。一度はサッカー部に入ったが、ついていけそうにもなくて変えた。もし、サッカー部が「未経験者歓迎! 優しく教えるから大丈夫~♪」な世界だったら、そのままサッカーを続けていたかもしれない。一本のストーリーにしてみると、必然のくせに面白い

「弱さ」という魅力

(追記:2016年12月25日)

現実・創作を問わず、「弱さ」が好きだ。魅力を感じる。その弱さには幾つかの種類があると思う。

1. 単純な弱さ

f:id:DaikiYamagishi:20161225211614p:plain

ゴールテープを持っているあの時の俺が中学生だったら、何のためらいもなく好きになっていただろう。

「私、目が弱いんです……」

体育を見学している中学女子のその一言にやられてしまった。俺は20歳だってのに。こういう単純な弱さは、単純にいい。「数学苦手なんです」のような本人次第のものではなく、運命的にそうなってしまっている弱さ。「強い」より魅力的。

2. 前向きさ

恵まれない境遇に立ち向かっているようなところがいい。でも、「だらしなさ」は駄目だ。嘆きの中に「強さ」がなくては。精神的な強さが。

手塚治虫『ブッタ』のダイバダッタは、社会の最下層にいながらも天下を目指したし、悲しみを吐露したある人は、今は駄目だけどそれを自分でどうにかしようとしていた。前者にはもちろん強さがあるし、後者にも強さがある。

(境遇や状態は)弱いけど、(精神や姿勢が)強い。そこに惹かれるのかもしれない。

3. 成長や変化

精神的にどん底を「ぱーん!」と跳ね返った女性が、凄みのある声で「俺は――」と男として話し始めるのはどうでしょうか。なんか格好いいと思います。説明が難しずぎる。
(2016年11月1日 16:19)

説明が難しいので、感覚で分かってもらうしかない。

似たようなやつで例を挙げると、『マッドマックス(1979)』の主人公。家族の死をトリガーとして、豪快な狂人に一変する。後は、『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』のペッシ。尊敬して付き従う「兄貴」が殺されたのをきっかけに、「10年も修羅場を潜り抜けたと錯覚させる風貌」に豹変する。

3つの例とも、変化の元となった「弱さ」がある。そこからのギャップが良い。