感化と変化の記録

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3.俺14

体験と生活と芸術の考察ブログ

「My Kindle」から209冊の本を削除して、紙の本に戻った理由

200冊のKindle本

Kindleには「月替わりセール」というものがあり、そこでは月替わりで値引きされた本が売られます。

「やっほー安いぜ! お得!」

初めは喜んで買っていたのですが、途中からは謎の義務感で「逃すものか!」とばかりに買っていました。

Amazonの注文履歴:「kindle」の検索結果

スクリーンショット:Amazon. 購入履歴

その結果、溜まりました。200冊。小節だけでなく、漫画や絵本も買いました。

kindleアプリのホーム画面

今はというと、読んでは消しを繰り返して、この2冊を残すのみとなりました。それ以外は全部消しました。

もう1度読みたい本に関しては、紙の本で買いなおしています。

よろこびの歌 (実業之日本社文庫) 今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

例えばこの二冊。こういう「Kindle→紙の本」の流れはいいんですよ。まだ。

ピューと吹くジャガー、ギャグマンガ日和などは「紙の本全巻→Kindle1巻だけ→紙の本全巻」という手順を踏んでいるので、全巻を2度買っているんですよ。

なぜこんな馬鹿げたことが起きたかというと、一時期は「全ての本をKindleに!」の動きが自分の中にあったからなんです。

Kindleで読むことのメリット

メリットよりもデメリットの方が多かったから紙の本に戻っただけであって、Kindleの良いところはもちろんあります。

軽いから寝っ転がって読める暗闇でもバックライトがあるから読める選択して「検索」をタップするだけだから語句検索が簡単(アプリ版限定)などです。辞書機能もあります。最後の方、辞書は使ってなかったです。ネットで複数の角度から見たかったので。

紙の本に戻った理由①:絵本や漫画が読みずらい

見開き

今は見開き表示に対応したみたいですが、それが無い時は1ページ1ページ単独で読んでいました。漫画の見開きページが無い時はいいですけど、絵本なんて見開くことがデフォルトですからね!

ももんがモンちゃん 学研おはなし絵本

画像:Amazon

なので、『ももんがモンちゃん』を読むときなんかは、モンちゃんが初めて飛び立つ見開き絵1ページを見るために、左フリックと右フリックを何回も繰り返しました。

白黒

あと、アプリ版のKindleはカラーですが、Kindle Paperwhiteとかは白黒です。漫画の表紙や、絵本全体がそうなります。

紙の本に戻った理由②:省かれる本カバー、表紙

本カバーの内側には色々書いてありますよね。漫画だったら著者近影とコメント。あれはKindleにはありません。読めません。

そして、小説の場合、本によって表紙のない物もあります。なので、ジャケ買い――する人がいるかは分からないけど――しても、その表紙を見れない事があります。

紙の本に戻った理由③:「ここまで読んでる感」が無い

手で紙をめくる感じ、つまり「読んでる感」はこの際どうでもいい。自分に取って重要なのは、「ここまで読んでる感」だ。両指に挟んだ紙の分厚さの違いから伝わる進歩状況。

kindleアプリ:読書の進捗状況

Kindleにはそういう機能があるけど、頭でしか認識できない。大事、そして好きなのは、体で認識したあの感覚。

経験ありませんか? 「確かこの辺だったよなー。(ペラペラ)そうそうココ」とか、「576ページ? (ペラペラー)ぴったり!」みたいなこと。あの感覚が重要なんです。

紙の本に戻った理由④:データは存在しないから

「実体のない物に金を払うのはしっくり来ん!」ということを言いたいわけではありません。「生活する中で目に入らない物は存在しないのと同じ」という考えです。全く姿を現さないなら、家の中にゴキブリが1000匹住んでたって構わない。

パッと本棚を見たときに、「あっ、これ読もう」となることはありませんか。あれが欲しいんです。

リズム天国 ザ・ベスト+

画像:Amazon

それ関連で思い出したのはこれ。『リズム天国 ザ・ベスト+』ゲームボーイアドバンス『リズム天国』からのシリーズ物です。

「リズム天国 ザ・ベスト+」の各ゲーム選択画面

このように各ゲームが表示される。各ゲームが小さいアイコンになって見渡せる構成が良かった。初代のように。ゲームとゲームの間のテンポの悪さも含めて、初代の方が好き。

それはどうでもいいとして、本には生活の中で目に入る位置にいて欲しいわけですよ。

扉のない本棚と収納棚

なので、今は本棚の扉は全て取り外して使っています。

「存在していないと積読してしまう」という例を一つ。

以前、Androidアプリ制作のマニュアルを一括ダウンロードした。「いつか読もう。いつか読もう」で完全に積読していた。そこで、章ごとに印刷して、風呂場やトイレで読み捨てることにした。

すると、紙として存在すると目に付くので、手に取るようになった。おまけに、1ページ1ページ捨てることで、断捨離的爽快感を得られる。それが楽しい。オススメ。

保存したパンフレットをスキャンして、pdfすることもありましたが、今は印刷して読むことにしています。

紙の本に戻った理由⑤:Kindle本高い

著者には申し訳ないが、初めて読む本は中古で買っている。データには中古も新品もないので、Kindleに中古価格はない。セール価格のみなので、基本「1円」という価格は付かない。

輸送にかかる人の手とか環境のこととかを考えたらKindleの方が断然良いんだけど、便利さの方を取ってしまう。

最後に

いつしかのアップデートを以って「この本について」機能が無くなった気がする。「そこをクリックして、Kindleブラウザによる商品ページに飛んで、レビューなどを見る」という風に使っていた。それができなくなってしまった。

まあ、完全に紙の本に戻るからいいんだけどね。

余談:この記事を書いたきっかけ

blog.tinect.jp

この記事を読んで、「Kindleについて書こう」と思った。

「うん、そこなんだけど。何人かの学生さんが言ったんだよね。電子で買わない理由。」

「何だって?」

「電子で買ったら「本読んでますアピールができない」と。」

引用:電子書籍が流行らない理由について、友人が語っていた。 | Books&Apps

「こんなん読んでますよー」アピールは自分にはない。しかし。

「マンガは読んでてもあまり賢そうに見えないから、電子で買う。でも「持ってると賢そうに見える本」は敢えて印刷本で買う。」

引用:同上

このマンガの件は分かる。電車で漫画を読むのは抵抗ある。「読んでますよー」をすることに抵抗はないが、「読んじゃってますよー」には抵抗ある。隠したい。